インスピレーショナルなイベントとは?

バーティカルかホリゾンタルか?

 イベントには参加する目的があり、それ自体は手段ではない。バーティカルに目的がフォーカスされたイベント、例えば計測展のように特定の産業セグメントについて深掘りするケース。ここでは、計測器業界全体のトレンドとケーススタディが議論されて、今後の業界の動向を把握することが目的となる

 そしてアドバタイジングウィークのようにマーケティング全般について横断的に(ホリゾンタルに)議論するプラットフォームがあり、複数の業界におけるマーケティングの活用事例が語られる。

創造的なアイデアはインスピレーションと共にある

 更にインスピレーショナルなカテゴリーとして、特定のテーマフォーカスというよりは、偶発的な出会いやビッグアイデアにフォーカスしたイベントも多い。これらは元々インスピレーショナルなテーマからスタートしているもの(Burningman等)もあれば、元々は比較的狭いテーマから拡大し、横軸にテーマを広げた結果として横断的なテーマをカバーするようになったケース(SXSWが典型)。

 一般的には日本企業の場合は具体的なテーマを持ったカンファレンスでないと参加の承認を取るのが困難なケースも多いが、実は新しいアイデアはここの転がってるのではないか?シリコンバレーのテック企業がこぞってバーニングマンに社員を送り込むのは具体的なテーマにフォーカスしたイベントでの経験ではなく、ブロードなイベントで偶発的なインスピレーションこそがあらたなビジネスアイデアに結びつくからではないか?

 まずは誰もが海外カンファレンスに参加しやすいサービスを作る事が先決。イベントグローブでは、社内での承認をとりやすくするための資料の準備や調査サービスを提供しています。