EventGlobe’s Eyeは、参加を検討するためのヒントを提供します。
イベントグローブは国内でも最大数の海外イベントを紹介しています。産業カテゴリーやキーワードで出来るだけ分かりやすくはしていますが、それでも3,000を超えるイベントからどれに参加するかを検討するのは大変です。EventGlobe’s eyeは、そんな悩みを解決するためにイベントカレンダーの情報収集を通じて集めたソーシャル上のコメントや主催者の本気度などを元にイベントグローブが独自に各イベントをカテゴリー分けしました。
イベントグローブに掲載されるイベントは、どれも編集部のリサーチにより、日本人が敢えて参加する意味のあるイベントのみを掲載しています。
S セグメント:新しいアイデアが生まれるハブ

イベントグローブとして最もオススメできるイベントです。国内からの参加者の評価、英語圏でのソーシャル上のポスト、主催者のパッション(熱量)など、様々な観点から参加必須のイベントです。一見テーマの曖昧なインスピレーショナルなイベントが多いのですが、参加すれば何か必ず得るものがあるようなイベントが中心です。各業界セグメントを代表するイベントであり、新たなアイデアが生まれる最先端のプラットフォームです。
A セグメント:日本企業が開拓すべき新セグメント

イベントグローブでは、まだまだ日本では知名度が高くなくても、英語圏(=グローバル)での評価、主催者のパッション等を元に期待値の高いイベントを集めています。日本語では探しにくいイベントでありながら、ソーシャルの評判、主催者のパッションなどから評価しています。これらのイベントには日本以外のアジア諸国からの参加も多く、ぜひ日本企業が参入するべきセグメントです。いまでこそ日本から1000名を超える参加者が集まるSXSWやMWCも2010年当時には日本人参加者は数えるほどしかいませんでした。未来のSXSWはAセグメントのイベントから誕生します。
B セグメント:デファクトスタンダード

Bセグメントのイベントは、いわゆる業界のデファクトスタンダードと呼ばれるイベントです。産業系のトレードショーなど、普段みなさんが参加する機会の最も多い今現在のビジネスにフォーカスしたイベントが中心になります。既に日本企業の参加も多く、製品やサービスの販売/調達が目的の参加であれば、これらが一番無難な選択なるでしょう。
C セグメント:もしお時間があれば

まんべんなくコンテンツを提供していながらも、他イベントとの差別化が十分でないイベントは多々あります。もちろん参加すれば学びはありますが、敢えてこれらのイベントのために時間を作ってまで参加するかの判断が難しいセグメントです。Cセグメントの魅力は、イベントそのものよりもその場にいることによって発生する出会いです。ニューヨークであればマーケティングやメディア産業、ベイエリアであればIT産業など、開催地の持つ特性をフルに活用することがCセグメントのイベント参加を実りあるものにします。
もちろんSセグメントには、SXSWやCES、MWCといった世界の最先端が集まるイベントが多数あります。しかし、新しいマーケットはAセグメントにあり、これがイベントグローブが最もオススメのセグメントです。
いまでこそ42万人が参加するSXSWも、元は700人が参加したローカルなミュージックフェスから始まっています。2010年にMWC Barcelonaに初参加した某携帯系メディアレップの社長は「日本人誰もいないけど、日本の通信業界大丈夫か!」とツイートしていたのを思い出します。
明日のSXSWは、必ずAセグメントから生まれると信じています。ぜひ日本企業にも早期に参入していただければと思います。
セグメントの評価基準について:
各セグメントはイベントグローブの独自調査を元に下記を参考に分類されています
・日本からの参加者のコメント
・英語圏におけるソーシャル上で参加者評価
・サイト等での情報の提供量・質
またイベントグローブが実際に参加したイベントに関しては、あらためて別途評価軸を設けています。
・コンテンツの内容(登壇者の質、事前アナウンス通りに登壇者が参加しているか?)
・運営(カンファレンスのスケジュール管理やレジストレーション)
・会場内の動線や制作物のクオリティ
以上のような指標を元に評価しています。